上部式フィルターは水槽の上部に取り付けるタイプのフィルターで、通常は水槽の上部後方に取り付けます。上部式フィルターはとても多く販売されており、45cm、60cm、90cm水槽に多く使われます。
濾過能力は高く、物理濾過と生物濾過両方の能力を十分に発揮できるのが特徴です。特に濾過中の水が空気に触れる機会が多いので、酸素を十分に行き渡らせる事が出来、濾過バクテリアの繁殖に向いており生物濾過能力に優れています。
価格はお手頃なのが多く初心者には手に入れやすいフィルターです。また濾材やマット、スポンジ等の消耗品も多く、パーツも販売されているので買い替えや付け替えも簡単に出来ます。
上部式フィルターは水槽の上部に設置するため、メンテナンスも簡単に出来るようになっています。
短所としては、水槽上部の半分を塞いでしまう事で見た目が気になる場合もあるようです。また水槽の半分を占領してしまうため、照明器具は必然と一基しか置けなくなります。
照明器具が一基しか置けない事と合わせて、エアレーション効果があり酸素の供給に優れているため水草水槽には向いていないフィルターです。
水草は二酸化炭素と光を吸収し生長するので、照明の光量不足と二酸化炭素を投入してもフィルターのシステムで二酸化炭素が逃げ酸素量が増えてしまうため、水草の育成には向いていないのです。
上部式フィルターのメリットとデメリット
メリット
・価格が安い
・濾過能力高い
・手入れが楽
・初心者向き
デメリット
・水槽の上部半分を占領してしまう
・水草の育成には向いていない
・水の落下音がうるさい(静音タイプもある)
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