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初心者の熱帯魚〜飼育法〜

換水をする理由

換水とは、水槽の水換えの事をいいます。換水は定期的に行う必要があり、水質を維持する上で必要な事になります。

水槽の水は、熱帯魚(観賞魚)などの排泄物やエサの食べ残しによってアンモニアが発生します。アンモニアは熱帯魚(観賞魚)にとっては猛毒なのでそのままでは病気をしたり、死んでしまったりします。

そのアンモニアを濾過バクテリアが亜硝酸に分解します。亜硝酸はまだまだ毒性のある物質なので、魚にとってまだ害があります。この亜硝酸をまた濾過バクテリアが硝酸塩という毒性の低い物質に分解します。

硝酸塩は弱毒なので熱帯魚(観賞魚)にはあまり害は無いのですが、日々硝酸塩が増加し蓄積していくとやはり魚には害が出てきます。

この硝酸塩を分解する方法が一般的には無いので、換水という方法で亜硝酸濃度を下げます。そして換水によって安定した水質を保つようにします。

換水の方法

一般的に水槽の水の3分の1を換水するのが普通です。まずカルキ(塩素)抜きをしておいた水を用意し水温も水槽内の水温と同じくらいにします。

そして水槽の水を3分の1程抜き取り、捨てます。そして用意しておいた新しい水をゆっくり水槽に入れます。これで終了です。

カルキ(塩素)抜きというのは、水道水に含まれている薬品で雑菌が繁殖し無いように含まれています。人間には害の無い位の成分ですが、熱帯魚や濾過バクテリアには害のある量になります。そのため塩素を中和する必要があるのです。

新しい水の水温を水槽の水温を同じ位にするのは、熱帯魚にショックを与えないためと、濾過バクテリアにもダメージが無いようにするためです。

換水の頻度ですが、水槽の大きさや飼育している魚の数にも左右されるので一概にはいえませんが、60cm水槽で50匹の小型熱帯魚を飼っていた時は、2週間に一回位すると大丈夫でした。もちろん環境によって違うので参考程度にしていただけたらと思います。

また同じ60cm水槽でも、小型の熱帯魚10匹位でしたら、半年~1年位水換えしなくても大丈夫な場合もあります。水換えの頻度というのは本当に環境によりけりなのです。


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