パイロットフィッシュとは、新規に水槽を立ち上げて最初にいれる魚の事を指します。パイロットフィッシュという名前の魚がいる訳ではありません。別名スターティングフィッシュやテストフィッシュともいいます。
パイロットフィッシュには二つの意味があり、一つは水槽内の水が魚を飼育するのに適しているかどうかの確認のための魚。
もう一つは、バクテリアが発生し繁殖するために水槽に入れる魚。
の二つになります。
現在では後者の水槽内にバクテリアを発生させるためにいれる魚をさす事が多いようです。
パイロットフィッシュの役割
新規に立ち上げた水槽内にはバクテリアが存在していないため、観賞魚を飼育するのに適していない水になります。
その水にバクテリアを発生させやすくするため、バクテリアのエサとなるアンモニアが必要になります。アンモニアは主に魚の排泄物などに含まれているので、新規に立ち上げた水槽に魚を入れる事になります。
しかし新規に立ち上げた水槽は、魚が生息するのにあまり適していない水質のため、パイロットフィッシュはそんな環境でも生きていける丈夫な魚が選ばれます。
一般的に選ばれるパイロットフィッシュは価格が安く丈夫な小型の魚が選ばれます。熱帯魚では「アカヒレ」「ネオンテトラ」などが選ばれやすいようです。
パイロットフィッシュの数は1匹~3匹位が良いようです。パイロットフィッシュを水槽に入れたら出来たら一ヶ月位他の魚は入れない方が確実です。魚を増やす場合は、一気に大量に増やさないで少しずつ増やすようにしましょう。
バクテリアは徐々に少しずつ増えるので、一気に魚を増やしてしまうと濾過能力が足りずに水質が悪化してしまいます。安全に観賞魚を飼育したいのであればゆっくり少しずつ魚を増やすようにしましょう。
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