水槽を立ち上げ、濾過バクテリアを無事発生させる事に成功し、そして熱帯魚(観賞魚)飼育に十分なバクテリアが繁殖し、飼育期間も一ヶ月程経てば水槽の立ち上げに成功したと言えるでしょう。
水槽の立ち上げに成功したからと、今後何もしなくて良いという事ではありません。これから日々水槽の管理(メンテナウンス)が必要になります。
特に濾過バクテリアについてですが、目に見えない事から管理(メンテナウンス)が他の物とは違います。
定期的に行う水換えでは、水槽の約3分の1の水量を交換する事になると思いますが、水槽の水を3分の1取り出した後、新しい水を加えます。この新しい水は出来る事なら、水槽の水の温度と同じ位に温めそしてカルキ(塩素)抜きをしておいた水が良いでしょう。
もし、水道から出した冷たい水のまま、またカルキ(塩素)抜きをしていない水を加えたなら、せっかく繁殖した濾過バクテリアを殺してしまう事になります。もちろん全滅って事は無いと思いますが、それでも一時的に濾過能力が低下してしまう事でしょう。
水槽で飼っている熱帯魚(観賞魚)がたくさんいるのなら、なお更濾過能力の低カは避けたいものです。出来るだけ水温を合わせカルキ(塩素)抜きをしておきましょう。
また水槽の定期的掃除では、砂利やフィルター、水槽を洗う事になりますが、掃除も濾過バクテリアにとっては大きなダメージになります。出来る事なら掃除はそれぞれ砂利、フィルター、水槽と時期を分割してやると良いでしょう。
砂利、フィルター、水槽と時期を分割して掃除をする事により濾過バクテリアへのダメージが最小限にとどめられる事でしょう。
せっかく繁殖した有益な濾過バクテリアを出来るだけ死滅させないためにも水槽の水、砂利やフィルターに住み着いたバクテリアを大切に扱いましょう。
濾過バクテリアを大切にする事で、熱帯魚(観賞魚)飼育に必要な快適な環境を提供出来るのです。そうする事で長く熱帯魚(観賞魚)が生きて行く事に繋がります。
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