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初心者の熱帯魚〜飼育法〜

水草を植える前の下準備

購入した水草をそのまま植えるのも良いのですが、やはり形を整えたりキレイにしたりした方が後々水草の成長にも影響したり、レイアウトにも影響します。ちょっと手間はかかりますがやっておいても良いでしょう。

長期的に水草を育てたいのならやはり下準備はしておいた方が良いでしょう。下準備してない水草では枯れたり溶けたりする可能性が高めです。

購入したばかりの水草に害虫駆除剤が付いてたり薬品が付いている場合があるので流水で洗うことをオススメします。また薬品で魚やエビといった飼育していた生物にも影響があるかもしれません。

その他には水草に害虫が付いていないかの確認もした方がよいでしょう。特に貝が数匹混入するとあっという間に繁殖し水草を食べて枯らしてしまう可能性があります。下準備をするのとしないのとでは、大きな差があるので是非やっておきましょう。

 

有茎水草

有茎水草は土に根を張りほぼ真っ直ぐに茎を伸ばし成長する水草です。

購入した水草はバラ売りのや、重り付き、ポット入りなど様々な形で売られてますが、購入したら一本一本洗うため重りを取ったり、ポットから取り出しましょう。重りやポットのままでは成長の妨げになる可能性があります。

鉛の重りは水質にも影響が出る可能性があるので必ず外しましょう。そして水で丁寧に洗います。購入したばかりの水草は雑菌や薬品、害虫(貝)などが付着している場合があるためです。

枯れかけや傷ついている葉は切り落としましょう。一番下の葉を切る時は根元では無く少し葉を残して切るのがポイントです。葉を少し残すのはその根元から根が生える事と、土や砂利に引っかかりやすくし、植えた時に浮かないようにする為です。

ロゼット状の水草

この水草の場合も購入した時、ポットに入っている場合はポットから丁寧に出します。そして有茎水草と同じように丁寧に洗います。

そして傷んでいる葉や病気にかかっている葉をカットします。特に病気の部分は少しでも残してしまうと水草全体に広がる可能性があるので、思いっきりカットしておきましょう。もったいないと思うかもしれませんが、葉は直ぐ新しく生えるので問題ないです。

根の部分は3cm位残しハサミで丁寧に切ります。あまり長いと植えるのも大変です。しかも短く切る事により水草が活性化され、育成が少し楽になります。

葉と根を切ると何だかボリュームが少し寂しくなりますが、直ぐに成長するので安心して育成しましょう。

ウィーロモス

ウィーロモスは流木や石に活着出来るので、何かとレイアウトに役立てる事が出来ます。流木に活着した水草はより自然なレイアウトが出来、手入れ(メンテナンス)も楽になります。

ウィーロモスはそのまま薄く活着させる事も出来ますが、キレイに均等に活着させるには、ハサミで細かくカットし、水を入れたバットや洗面器のような入れ物に細かく切ったウィーロモスを入れ散りばめます。

その中に流木など活着させたい物をすくう様に持ち上げると薄く付けられます。均等に付ける事が出来たら、糸で流木や石をグルグル巻きにします。出来るだけ細かく巻くのが良いでしょう。巻けたら、流水で巻きつかなかったウィーロモスを洗い流します。

流木に水草を活着させた完成品も売られてますが、自分で活着させるか市販されてるのを買うのかは自分の好みで選びましょう。


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